多様な働き方

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土木事業本部 土木設計部

菊田 尋子

【出身大学】法政大学 工学部 都市環境デザイン工学科卒

出産、育児制度がとても充実していて、かつ取りやすいという雰囲気が当社の魅力の一つです。

現在の仕事内容を教えて下さい

長年の利用によって損傷する、水力発電所の取水ダムや護岸の補修対策を検討する仕事です。現場に行って、状況を把握して損傷の原因を調査した上で水理計算や構造計算を行い、最適な対策を検討する仕事です。

なぜこの会社を選んだのですか?

就職活動をする前に、2週間のインターンシップに参加し弊社のお世話になりました。その時、仕事内容、社内の雰囲気の良さに加え、福利厚生の面もかなり充実していることを知り、弊社を選びました。2010年に入社し6年勤務した後出産しました。

育児休業制度の利用の経緯を教えてください

妊娠が分かった時に、上司に報告し、仕事の内容や勤務時間について相談しました。その結果、出産までの間は、時短勤務で仕事をして、出産後は、1年間の育児休業を取りました。

1年間の育児休業中は、特に会社と接触する必要はなかったのですが、私としても復帰に向けた段取りを確認してイメージを高めたかったので、私の方から上司に対して「定期的な面談をお願いします」と希望を伝えました。
上司からは「子供連れて来てもいいから、定期的に面談をしましょう」と言って頂き、実際に子供を連れて行って、みんなに抱っこしてもらいながら話をしたこともありました。これで、実際の復帰に向けた段取りやイメージについて話をすることができました。

本当は、育児休業は1年で切り上げ、子供を保育園に入れて仕事に復帰するつもりでしたが、待機児童が多く、結局保育園に入れませんでした。

東京は待機児童が多く、どこの保育園にも入れないのではないかと思い始め「正直、もう会社を辞めようかなと思っています」と、上司に相談しました。

ところが上司は「せっかく入社したのだから、もったいない。育児休業は、もう1年延長することもできるから、もう1年延長しても良いのではないか」と提案してくれ、結果、合計で2年間の育児休業を取得させて頂きました。

他の企業だと、育児休業は、基本1年しか取得できません。もし保育園に入れなかったら、辞めるしかないのが普通だと思います。

弊社では、育児休業をもう1年延長して再度、保育園にチャレンジさせてくれました。しかも、「もしそれでもダメだった場合は、今度は休職扱いにして、子供がある程度大きくなって、自分が仕事をしたいなって思った時に、復帰すればいい」とまで言って頂き本当に嬉しかったです。

そして、育児休業を2年間取得して、やっと子供を保育園に入れることができて、会社に復帰できるようになりました。

復帰前に、上司にヒアリングをして頂き、復帰後のライフプランやどんな仕事をしたいか、仕事と育児の両立の為にどういった形態で働きたいか、という点について、じっくり、話し合いました。

私は「子供を一番に考えたい」と思っていましたので、子供と少しでも長く過ごせるようにする為、残業や出張は外してもらった上で、土木技術者としてキャリアアップできるような仕事の体制を組んで頂きました。

他の企業ですと、出産したら事実上の「戦力外扱い」を受けるケースが多いのが現実。しかし弊社は、「子供を抱えた女性の土木技術者」が、どうやったら上手くキャリアアップしていけるかについて、親身に考えてくれたのです。
「一人の人間」として雇用してくれていると感じ、本当に温かい会社だと思いました。

復帰してからも「仕事の内容はどうか」「時間内に処理できる仕事量か」などと、上司から毎月ヒアリングして頂いています。

私は、育児休業から復帰した第一号だったので、職場の周囲の方々も、私がなるべくストレスを感じることがないようにと気を使ってくれていると思います。午後4時になると「子供を迎えに行きなさい」って一言声を掛けてくれたりと本当に感謝しています。

女子学生にアドバイスを

出産、結婚、育児は女性にとって一大イベント。女性のライフプランも考えた上で就職活動に臨んで欲しいと思います。希望の会社に入社できても、入社後に「こんなはずじゃなかった」という事態にならないようにして欲しいです。弊社は、制度が充実している上に、実際に制度を利用しやすい環境が整っています。女性の技術者でも、自分のライフプランにあった仕事を作り上げていけるところが、非常に魅力的な会社です。

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